こんにちは、南房企画/SHIP代表の牧野です。
ドタバタが続きすぎて、まったく報告ができていなかったのですが、少しずつこのプロジェクトに関する報告をしていこうと思います。その名も「 #廃校再生日記 」です(そのままですが)。特に廃校再生と地方創生に興味がある人たちに、少しでもリアルな現状を伝えていけたらと思っています。ゆるい記事なのでどうか気楽に読んでもらえたら。
2024年の7月20日、旧・冨山臨海学園は、SHIP=SHIBUYA IWAI PARKとしてスタートしました。もともとは渋谷区の臨海学園として使われていましたが、2018年を最後に廃校になっていました。その場所を我々(DE)が賃貸借契約し、自発的に再生していくというのが今回のプロジェクトです。
もともと臨海学校だったので、「宿泊」できる環境があります。お風呂があったり、畳の部屋があったりと普通の学校とは違っています。なのでゆくゆくは「宿泊棟」をホテルへと変え、食堂棟だった小さな体育館を「レストラン」へと変えていくつもりです。
しかし、我々は小さな会社であるがゆえ、まだまだ予算も人も足りていません。改めて詳しく書こうと思いますが「浄化槽問題」というものがあまりにも大きいもので、その工事だけで2000万円くらいを費やしています。
いま日本全国で、年間400個ほどが廃校になっていると聞きます。1日1つが廃校となっていくと考えると凄まじいことです。学校に限らない施設まで広げたら、その数は途方もないものになりそうです。廃校や使わなくなった施設は、今日本中に溢れていて、逆に言えばそこにはさまざまなチャンスが眠っているとも言えます。
僕たちが担当する旧・富山臨海学園の大きな価値は「都内から車で80分」「美しい岩井海岸まで徒歩1分」という立地です。それだけでもかなり恵まれた方の廃校施設ではないかと思います。
いろんな人たちに支えられて、2024年の7月20日にプレオープンという形で、小さなカフェスタンドをつくり、グラウンドを解放して使えるようにしました。目指すのは、誰もが入れる「公園のような複合施設」です。
正直、まだまだ整っていないことも多いし、準備不足も否めないのですが、それでもなんとかカフェスタンドをオープンして「人が集まれる場所」として一歩を踏み出しました。5年間、廃校で人気がなかった学校に人が集い、命が吹き込まれたような感覚があります。
本当に「まだまだこれから」という状態ですが、使われていなかった施設にまた血が通い始めたのだ、という瞬間の喜びはきっとずっと忘れることはないだろうと思います。
このままずっと、あたたかく優しい血の通った場所であれるよう、チームみんなで頑張っていきます。
定休日や営業時間など未定なところが多いですが、SNSで随時お知らせしていきますので、フォローいただけると嬉しいです!
Instagram:https://www.instagram.com/shibuya_iwai_park/