2023年の1月ごろに、クラウドファンディングをやらせてもらった。僕にとって人生ではじめての挑戦でした。
429人という大勢の人に支えられ、応援していただき、なんとか目標だった1,000万円にたどりつきました。本当に嬉しかったし、まだまだ何も見えないプロジェクトに支援をしてくれた人たちには感謝してもしきれません。
この1000万円のおかげで、なんとか「スタート」が切れたといっても過言ではなく、そして「クラウドファンディング」のすごさを実感しました(ありがとうございます、CAMPFIREほんとすごい)。
その時、我々のいちばんの課題は「学校のトイレが使えない」というものでした。仮設トイレで凌いでいたわけです。なぜトイレが使えないかと言えば、こういった地域では、「浄化槽」を自分たちで設置する必要があり、浄化槽を通さなければ基本的に汚水や生活用水は流してはいけない、という仕組みがあるからです。この「浄化槽の設置」のハードルがとても高いのです。シンプルにコストがかかります。
僕らの施設で、本当にやりたいこと(宿泊やレストラン)をやるには300人槽が必要になるのですが、それを設置するには5000万円くらいかかると言われ、いきなりそんな投資は今の我々には判断できず。ひとまず、この夏の利用にあわせて50人槽というサイズのものをいれることにしました。しかし、それでも1600万円ほど。多くの人に協力をしていただいたクラウドファンディングの1000万円は、文字通りに「トイレをつくる」ことに消えてしまいました。
少しネタのように書いてしまいましたが、おかげで我々は今トイレを使えるようになっていて、一気に快適に過ごせるようになったわけです。ある意味では、最初の資金の正しい使い方だったと今も思っています。
(※ライトがかわいい。壁の青色は自分たちで塗ったのでまだら)
しかし、この浄化槽問題はまだ解決しておらず、この先に必ず拡張する or 過去に使っていた浄化槽を復旧するという困難が待っています。5年前まで使っていた浄化槽、(素人考えでは)使えるんじゃないかと思っているのですが・・・なかなか難しい問題があるそうです。この浄化槽問題は、アップデートがあったらまた報告します!
しかしながら、古い浄化槽の活用に詳しい人がいたら、ぜひご連絡をください。今の僕のいちばんの悩みです。